捻挫、外反母趾、足底筋膜炎の考察と改善方法
捻挫、外反母趾、足底筋膜炎など足の症状の考察
足の疾患には、捻挫後の関節の緩み、痛み、違和感や有名な外反母趾、偏平足、足底筋膜炎に始まり、モートン病、槌趾、有痛性外脛骨など多岐に渡ります。
足の歪みにより、脳に異常信号が伝わり、めまい等の症状が生じる事もあります。生きて行く上で非常に大切な関節の集合体です。
多くの関節が存在し、その一つの不具合が生活の質を大きく低下させる事にも繋がります。
その多くは、外的要因で起こります。
捻挫はもちろんですが、槌趾やモートン病、有痛性外脛骨もハイヒールの多用や運動の過剰負荷によって起きてしまう疾患です。
外反母趾なんかは典型例ですよね。
最近は、ジョギングやフルマラソンに挑戦される方も増えていますので、足底筋膜炎で来院される方も多いです。反復的に足底の筋膜が伸ばされてしまうから炎症が生じます。
ハイヒールなどの影響で起きる足の疾患は、つま先が狭いこと、つま先立ちの状態で特定の関節に負担がかかる事が原因となります。モートン病は第3、4趾の間で生じる事が多いです。外反母趾は拇趾、小趾で生じます。
これらの疾患は、病院では安静か痛み止めの処方で様子を見ることが多いかと思いますが、関節の専門治療であるカイロプラクティックではどうでしょうか。
足を構成している、距骨、踵骨、立方骨、楔状骨、全指の骨を分析し、調整し改善に導くことが可能です。
ですので痛み止め、手術へと進んでいく前にカイロプラクティックでお役に立てることがあるのではないかと思います。
それでは、更に足の疾患の考察を進めて行きましょう。
足の疾患の主な原因
- 過度に足に負担がかかる運動
- 繰り返す捻挫の影響
- アーチ不足
- 怪我による後遺症
- 過体重
- 身体のバランス
- 靴の問題
足の疾患が及ぼす身体症状
- 足の痺れ・痛み
- 歩行不全
- O脚・X脚
- 足首の可動域制限
- 長時間立てない
- 不安症・うつ病
- めまい
- 運動する事が出来ない

足の疾患に関与する主要組織
関節組織
- 距骨
- 踵骨
- 立方骨
- 楔状骨
- 中足骨
- 基節骨
- 末節骨
- 足関節
- 脛腓関節
筋肉組織と神経組織
- 短母趾伸筋(深腓骨神経L4~S1)作用・拇趾の中足趾節関節の伸展
- 短趾伸筋(深腓骨神経L4~S1) 作用・第2~4の中足趾関節の伸展
- 拇趾外転筋(内側足底神経L5、S1)作用・拇趾の中足趾節関節の外転・屈曲
- 短拇趾屈筋(内側足底神経L5~S2) 作用・拇趾の中足趾節関節の屈曲
- 拇趾内転筋(外側足底神経S1、S2) 作用・拇趾の中足趾節関節の内転
- 小趾外転筋(外側足底神経S1、S2) 作用・第5趾の中足趾節関節の外転・屈曲
- 短小趾屈筋(内側足底神経S1、S2) 作用・第5趾の中足趾節関節の屈曲
- 短趾屈筋(内側足底神経L5、S1) 作用・第5趾の近位趾節間関節の屈曲
- 足底方形筋(外側足底神経S1、S2) 作用・第2~5の近位、遠位趾節間関節の屈曲
- 虫様筋(内外側足底神経L5~S2) 作用・第2~5の中足趾節関節の屈曲と近位・遠位の趾節間関節の伸展
- 背側骨間筋(外側足底神経S1、S2) 作用・第2~4の中足趾節関節の外転
- 底側骨間筋(外側足底神経S1、S2) 作用・第3・4の中足趾節関節の内転・屈曲
このように、足の疾患には、多くの組織が関与しています。
上記でも申し上げましたが、カイロプラクティックでは、足部の全関節の調整が可能で、病院とは違うアプローチが出来ますので、お悩みの方は一度試して頂ければと思います。
山縣カイロプラクティック院では、足底の筋群のトレーニングでの可動性向上と周りの筋組織の筋力トレーニングでの機能向上が痛みの軽減にも生活の質の向上にも重要と考えており、足の疾患の治療に取り組んでおります。
私はパーソナルトレーナーとしても活動しておりますので、適切なトレーニング指導はお任せください。
足の疾患に対する改善治療
問診の重要性
鑑別診断の重要性

足の疾患は足部の関節の位置関係の影響を大きく受けますので、全ての関節の動き、歪みをチェックし、さらに捻挫の場合に限らず、靭帯、筋肉にまで触知し、異常を感知します。そのうえで調整し改善していきます。

足の疾患においては、足部だけでなく、足関節、脛腓関節、アキレス腱など関連が考えられる部位を細かくチェックします。足底筋膜炎などはアーチの修正だけでなくアキレス腱の調整が重要になってきます。

内反捻挫の場合に限りませんが、このテクニックは、内側に傾いてしまった距骨を踵骨を正しい位置関係に戻すものとなります。繰り返す捻挫や靴底の外側が減ってしまうなどの状態にも対応出来ます。

このテクニックは内反捻挫などにより前方に変位してしまった距骨を後方の正しい位置に戻していくものになります。アーチの調整にも使えますし、つまずきやすいクニックは内反捻挫などにより前方に変位してしまった距骨を後方の正しい位置に戻していくものになります。アーチの調整にも使えますし、つまずきやすいなどの症状にも対応出来ます。

このテクニックは、違和感、痛みなど全ての疾患に適用されるものですが、足根骨の位置異常を治していくものです。このような細かい調整が足の疾患の治療には重要です。過剰なアーチや足底筋膜炎、モートン病にも対応出来ます。
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