あごの痛み・顎関節症の考察と改善方法
硬いものを食べた後、顎が開閉しにくくなった。口を開けるたびに顎がカクカク鳴る等の症状は総称として顎関節症と呼ばれているものです。
顎関節症やあごの痛みを考察し改善方法を考えていきたいと思います。
あごの痛み・顎関節症の主な原因
- 足元からの歪みのひずみが最終的にあごに出ている状態
- 頸椎の歪みの影響
- あごに肘を当てて座っている
- 硬い物を噛んだ
- 大きな口を開けて物を食べた
- 物理的にあごに衝撃を食らった(殴られるなど)
あごの痛み・顎関節症が及ぼす身体症状
- 食事をするとあごが痛む
- しゃべると痛む
- あごがカクカクなる
- あごが開いたまま閉じない
- あごが開かない
- 頭痛
- 咬み合わせが合わない
あごの痛み・顎関節症は、悩まれている方が意外に多いです。知らない間になってしまっていることが多いのではないでしょうか。身体の歪みから起きているものや硬い物を噛んだなど物理的な衝撃で発生したものなどございますが、どちらもカイロプラクティックで大いに改善する事が出来ます。
あごの痛み・顎関節症に関与する主要組織
影響を及ぼす関節組織
- 顎関節
- 頸椎
- 胸椎
- 頸椎後頭関節
- 腰椎
- 骨盤
- 股関節
- 膝関節
- 足首
- 足根骨
影響を及ぼす筋肉組織と神経組織
- 咬筋(三叉神経)
- 側頭筋(下顎神経の深側頭神経)
- 外側翼突筋(下顎神経の外側翼突筋神経)
- 内側翼突筋(下顎神経の内側翼突筋神経)
- 大後頭下筋群(大後頭神経)
- 板状筋(頚神経後枝外側枝)
- 胸鎖乳突筋(副神経、頚神経の枝)
- 舌骨筋群(三叉神経、顔面神経、舌下神経)
あごの痛み・顎関節症はこのように多くの組織が関与しています。私は顎関節症の治療においては、長年の臨床研究において独自の治療法を開発し高い効果を上げております。あごの痛み・顎関節症を改善する事はカイロプラクティックが一番効果的であると自負しております。さらに顎のバランス強化においては筋肉に正しい動きをインプットすることが根本改善を目指す上で必要になって参りますが、私はパーソナルトレーナーとしても活動しておりますので、活動の低下した筋肉をトレーニングにより活性化する指導も得意としておりますのでお任せください!
顎関節症の改善治療
治療を行う前に重要な事
問診の重要性
まず問診において、症状を細かく把握し、どのような検査が必要かどこらへんに原因がありそうか推察していきます。問診で多くのことが分かってきますので、ご自身で関係ないと思われることも気兼ねなくお話し下さい。
開閉時の痛みの改善について
顎関節症でで当院に来られる患者様で一番多いのは、開け閉め時の痛みがある方です。変形性顎関節のような病態もございますが、出来る限り対応致します。
しかしながら、痛みと変形の誤差というものも大きく、変形が強くても痛みを感じない方も多くいますし、仮に痛みがあった場合でも、周りの組織の問題で起きていることも多くあります。
開閉時のカクカク音の改善について
軟骨の関節円盤が顎関節に引っかかる事で開け閉め時の痛みや固まりが生じている場合は、カクカクという音自体は完全に消すことが難しい場合がありますが、顎関節の位置関係や咬筋の状態を改善する事で痛みや開閉のスムーズさを取り戻すことは可能です。変形している場合でも痛み止めや、手術へと進んでいく前にカイロプラクティックでお役に立てることがあるのではないかと思います。
顎関節症・あごの痛みの改善治療例
以下に 顎関節の疾患における検査の概要、施術の一例などを列挙いたします。しかしながら、皆様一人ひとりの状態が違いますので、すべての方にこのような検査、施術を行うわけではございません。あくまでも一例です。
顎関節の後頭骨牽引による改善治療
顎関節症においては、後頭骨の角度によってあごの開閉に大きく影響を与えますので、後頭骨の牽引+角度調整を行うことによって開閉のスムーズさの改善が図れることが多いです。よってまず手始めに行うことが多いです。
牽引をおこない、あごの開閉の状況の変化を見ながら、改善方向を確定していきます。
牽引の強さは筋緊張が起きない力加減が必要ですので、高い手の感覚、技術力が必要です。
頸椎の調整による顎関節の改善治療
顎関節の歪みは当然、付属する頸椎から起こることがあります。あごに付いている舌骨筋は頚椎の前に位置する頚部筋ですので、あごは頚関節だけでなく舌骨筋などの筋肉の影響を大きく受ける事になります。逆に言うと頚部の調整により舌骨筋の状態を変える事が出来るという事です。頚椎の治療はカイロプラクティックの専売特許ですので大いに効果が見込めます。
こちらも頚椎を調整する事での、あごの開閉の改善や痛みの改善を確認しながら行っていきます。
咬筋や顎関節の直接の調整
顎関節と食いしばりなど緊張が高まったりバランスがくずれた側頭筋などの咬筋を直接治療していきます。
顎関節の歪みを確認し、正しい位置へ誘導し、関節の位置覚に正常な信号を送る事で。関節と筋肉の状態を元に戻していきます。
筋肉に関しては、痛みを出す直接の原因となりますので、フリクションマッサージなどを使い、正常なテンションへと改善させて行きます。
私は顎関節の施術は多くの症例により独自の施術法を編み出し得意としております。
詳細は企業秘密ですが、大きな効果を出し、患者様に喜んで頂いております。
顎関節症・あごの痛みの症状でお寄せ頂いた声