側弯症の考察と改善方法
側弯症の主な原因
- 遺伝的なもの
- 首や背中の筋力の低下
- 思春期におけるホルモンのバランスの悪化(思春期性側弯)
- 頸椎や胸椎の神経系の不具合
- 下肢の脚長差
- 骨粗しょう症による骨折
- 脳からの異常信号による筋バランスの悪化(特発性側彎症)
- 下半身の変形性関節症の影響
側弯症が及ぼす身体症状
- 肩こり
- 見た目の悪化(女性の場合は胸の高さの差異)
- 頭痛
- 頭部の位置異常による視線変化による目の疲れ
- 一方に負担がかかり続ける事による椎体前方骨折
- 心臓に対する負担
- 呼吸不全
- 肋間神経痛
側弯症は、椎骨に生まれつき形成異常などがある遺伝から来る先天的な側弯症や筋肉や神経の様々な病気による側弯症と、不良姿勢やホルモンバランスなどから来る後天的な側弯症があります(特発性側弯症)。先天的な側弯症に多い関節可動性があまりない状態を構造性側弯症と呼び、不良姿勢や椎間板ヘルニアなど痛みからの逃避姿勢による側弯症は関節の可動性があるので機能性側弯症と呼びます。
構造性側弯症は関節の位置関係を変えていく事が難しい事が多く見た目の改善はあまり見込めませんが、関節の可動性を向上させることで痺れなどの症状は改善させる事が可能です。機能性側弯症は姿勢不良から来ることが多く、カイロプラクティックで改善する事が可能です。
よく思春期の女子などで起こる思春期性側弯症、特発性側弯症などの構築性側弯症は、原因が定かではない所もありますが、当院ではホルモンバランスの乱れや、姿勢を制御している脳幹や小脳、脊髄からの異常信号の問題があると考えております。
山縣カイロ院では脳からの異常信号を脊柱への適切な刺激を入れる事で、脳幹へ脊髄から正常なフィードバック信号を送り、それを繰り返して行きます。さらに直後の運動刺激によって改善を図っており、多くの改善例がございます。側弯の進行が止まった年齢からの治療でも効果がありますが、ただ出来るだけ早期の段階での治療をお勧めいたします。
そして年齢を重ねてくると、骨粗しょう症などが原因で胸椎や腰椎の椎体骨折が起こってしまうと亀背や円背といった状態にも陥ってしまいます。
症状としましては、肩こりだけでなく、筋バランス悪化による痛み、姿勢不良による見た目の悪化、頭痛、頭部の位置異常による視線の変化からの目の疲れなども現れます。姿勢不良による肺や心臓への負担も懸念されます。
側弯症に関与する主要組織
関節組織
- 仙腸関節
- 腰椎
- 胸椎
- 膝関節
- 股関節
- 頸椎
- 頸椎後頭関節
- 顎関節
筋肉組織と神経組織
- 僧帽筋(副神経、頚神経叢)
- 頸部の筋肉群(頚神経叢)
- 大小菱形筋(肩甲背神経)
- 脊柱起立筋(脊髄神経)
- 肩甲挙筋(肩甲背神経)
- 広背筋(胸背神経)
- 大胸筋(内外側胸筋神経)
- 脳幹
- 脊髄
- 小脳
側弯症はこのように多くの組織が関与しています。先天性、後天性という状態の違いはございますが、側弯症の改善においてはこれら全ての組織を検査し治療していく事になります。カイロプラクティックでは関節や筋肉の治療だけでなく、それに付随する神経系の改善をしていく事が可能です。さらに私はパーソナルトレーナーとしても活動しておりますので、活動の低下した筋肉をトレーニングにより活性化する療法も得意としておりますのでお任せください!
側弯症のテクニック
側弯が発生している部分の側弯を打ち消すように、脊柱を正常位置に側弯させて、牽引をかけながら矯正していきます。
脊柱や肋骨の側弯部や回旋部に牽引をかけながら、正しい位置に矯正していきます。脊髄を通して脳幹に正常なフィードバックを発信していきます。
結局この治療が一番改善していきます。
側弯症の臨床報告は翼状肩甲骨を伴った側弯症の改善をご覧ください!
電話でのお問い合わせ
「施術予約・症状相談」
TEL.0742-31-2569
受付時間 / 9:00~12:00・14:00~22:00
Copyright ©奈良の整体,カイロの国際基準認定院|山縣カイロプラクティック院